海外のファイル共有事情

日本では違法ダウンロードが蔓延し、ファイル共有ソフト自体が使ってはいけないものという認識が広まっていますが、海外ではどうなっているのでしょうか。

国によるP2Pの認識の違い

日本でのファイル共有ソフト

日本のP2P

現在の日本ではP2Pと呼ばれるファイル共有ソフトから著作権コンテンツをダウンロード・視聴することは違法なものとしてプロバイダーが次々に制限をかけています。

(※ファイル共有ソフトやP2Pと呼ばれる通信技術自体は違法ではありません。たくさんの企業が商用目的で使用しています。)

理由としては著作権コンテンツを無視した動画や、音楽、ゲームなどの違法ダウンロードが蔓延してしまってた為、企業側の売上が下がってしまっていることが原因のひとつです。

実際にはネットでのダウンロード販売が流通しているので、ファイル共有による違法ダウンロードがなくても、企業の利益は低下の一途を辿っているのも問題です。

海外のファイル共有ソフトの在り方

海外のP2P

スイスやオランダでは私的に著作権コンテンツをダウンロードすることを合法化しています。

スイス政府が国民を対象に行ったアンケートでは、違法ダウンロードによって、余ったお金は、結局のところ同エンターテイメント内の他商品の購入にあてられているので、企業の利益は変わっていないという結果が出たのです。

また、新しい技術が開発されると同時に、それらの技術は様々な方法で破られ、利用されてきました。

スイス政府がこれらに対して出した答えは、複製技術や違法ダウンロード、新メディアに対する企業側の技術力の向上を目指すというものでした。

違法ダウンロードを禁止するのではなく、違法ダウンロード出来ないメディアの開発や新しい技術を向上させていこうという前向きな考えのようですね。

日本ではこれらの技術を禁止することを前提に考えているので、著作権コンテンツのダウンロードや視聴は違法なものです。

万が一、ファイル共有ソフトなどのP2Pを利用し、著作権コンテンツを、私的にダウンロードする場合は自己責任でお願いします。

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